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僕の宝物みたいな初恋.2

“今日でテスト終わりだろ?夜、会いに行っていいか?”




期末テスト最後の日

ユノヒョンからそんなメールが来た。




学校の教室で
何気なくケータイを見たら

メールが来ていて

ものすごくテンションが上がった。


〝なに?〟
〝どうしたの?急にニヤけて〟


そんなことを言ってくるクラスメイトに
なんでもないよ、と素っ気なく答えながら

緩む口元を手で抑えた



ーーヤバい、嬉しい・・・



次に会えるのは
週末なのかな、と思っていたから

とても嬉しかった。









その夜、


“今から行くよ”


というメールと同時に



「ちょっと出かけてくる」



夕食もとっくに済ませた19時過ぎ

いそいそとジャージから私服に着替えはじめた僕に
母さんが怪訝な顔をした



「キュヒョンにノート返し忘れちゃって。明日どうしても使うっていうから」



そんな適当な言い訳を言いながら
慌てて家を出る。





マンションの前庭を抜けて
辺りをキョロキョロ見渡すと

道の後方にヒョンの黒い車が止まっているのが

すぐに目に入った


カチカチとハザードランプの点灯する車に
僕は駆け寄る。





僕に気付いて
エンジンがかかる車、


ドアを開けて乗り込んだ

僕は、照れて
とてもドキドキしていた



「こ、こんばんは」

「こんばんは、チャンミナ」



僕を見つめるヒョンの笑顔に

なんだか自然と
ほっぺたが緩んだ

そして熱が出たみたいに顔が熱くなる



「突然ごめんな?家の人、なんか言ってなかった?」

「別に何も」

「時間は平気?」

「大丈夫です」




〝じゃぁ少しだけドライブしよう〟



そう言ってユノヒョンは
車を走らせた。



「会いたくて、週末まで待てなかったんだ」



照れたように
ユノヒョンはハハハと笑った



「はい、あ、あの・・連絡・・ありがとうございます・・・」



かろうじて
それだけ言えたけど、


なんだかありえないくらい
ドキドキしてしまって

ちょっとヤバかった。




ずっと会いたくて
仕方なかったはずなのに

いざとなると
緊張してしまって、

うまく喋れない。


もちろんユノヒョンの顔なんて見られない。



ーーど、ど・・どうしよう・・・



今までどうやって普通に接していたんだっけ?



意識しすぎて
パニックだった。





「お腹空いてない?」



ヒョンが聞いた。


〝いえ、ごはん食べたので〟と
僕は小声で答えた



「アイスは?」

「ヒョンが食べたいなら・・・」

「んー俺は別にかなぁ。じゃぁ公園でも行こっか」

「はい・・・」




そうして、しばらく車を走らせて
向かったのは

隣駅の高台にある広い静かな公園だった。



噴水や芝生の広場があって
昼間は多分賑やかなんだろうけど

夜は閑散としていて、

犬の散歩をしている人影が遠くにチラリと見えるだけだった。




「どうしたの?今日おとなしいね」

「そ、そうですか?」



僕たちは
むわりと雨の香りのする満開のアジサイの遊歩道を歩いた。


ヒョンは
僕のぎこちなさに首を傾げる




「テスト終わりで疲れてた?もしかしてあんまり寝てない?」

「いや・・そうじゃないんですけど・・・」

「けど?」

「なんだか・・ちょっと緊張しちゃって・・・」




すると、
ヒョンは立ち止まって

僕を見つめた




「俺といるの緊張する?」

「え、いやっ・・ヒョンがどうとかじゃないんです。多分なんていうか、付き合うとか・・こういうの初めてだから・・・」

「今までと何か違う?」

「それはやっぱり・・意識するし・・・」

「ふーん」




すると、

唐突に


詰め寄ったユノヒョンが
ガバリと僕を抱きしめて

思考が停止した。




「えっ・・ちょっ・・あ、あの・・・!」

「ドキドキする?」

「してます!む、無理です・・!」

「大丈夫、慣れて。深呼吸して」

「そんな・・!!」




パニックで硬直する身体・・・


だけど、ヒョンはそのまま
辛抱強く僕を待った。



僕は、できるだけ大きく
息を吐いて吸ってみる。


するとしだいに、
ヒンヤリとしたアジサイの香りが

少しずつ僕を冷静にしていった。





「チャンミナ・・・」




僕のすぐ頭上で
ヒョンの少し真面目な声が囁いた。




「好きだよ」




僕は、

勇気を出して頭をちょっとだけ
ヒョンの肩にくっ付けた

この時できた、せめてもの気持ちのアピールだった。




大好きで嬉しいのに
それをどう伝えたらいいのか、

恋人らしくどう振舞ったらいいのかわからない


そんな自分に愛想が尽きて
嫌われちゃったらどうしよう・・・

そう思うとすごく不安だった



ーーなんか・・やばい泣きそう・・・・




「ヒョン・・・・」

「ん?」

「僕は・・どうしたらいい・・?」

「チャンミンはチャンミンらしくしてればいいんだよ」





ギュッと・・・

ヒョンの腕に力が込められた気がして

また少し
僕の心拍数は上がった。




「チャンミンはただ素直に笑ったり怒ったりしてくれればいい。無理も背伸びも何もしなくていい」

「・・・・・・」

「そのまま全部受け入れるから、だから大丈夫。何も心配いらない。いい?」

「・・・うん」




改めて
ちゃんと言葉で言ってもらえて

なんだかすごくホッとしていた。



ヒョンと付き合うということになって
とても嬉しかったけど

好きだからこそ逆に
変なプレッシャーを感じてしまって、



多分自分が思っていた以上に

不安だったんだということに気付いた。










そして、
その公園のベンチに座って

僕たちはキスをした



ヒョンとの二回目の

僕の人生二回目のキス。




初めての時は
わけもわからぬまま、だったから

なんというか、改めて新鮮にドキドキした。



ヒョンに見つめられて
顔が近づいて


ーーあっ・・キス・・される・・・


僕はドキドキしながら目を閉じるだけで精一杯で

ただ身体を強ばらせて
待ち構えた



そっと柔らかな唇が重なる

優しいキスだった。





優しくて
柔らかくて

ちょっと甘いのは・・・

ヒョンが飲んだ缶コーヒーの甘さかな?



じんわりと心が満たされて


唇が離れた後
僕が思わず微笑むと

そんな僕を見つめて、ヒョンも笑った。



「いいね。そうやっていつも笑っててよ」

「・・はい・・・」




何も特別なことじゃなくて、


ただ微笑む

そんな何でもないことで
気持ちが通うんだということを


僕は初めて知った。









































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テーマ : 東方神起
ジャンル : アイドル・芸能

2017-07-03 : →僕の宝物みたいな初恋 : コメント : 16 : トラックバック : 0
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Re: アジサイ
azukiたま♡

カルピスの味ってのも爽やかで良いですね~♡♡
カルピスは青春の象徴ですよ~♡
2017-07-07 13:51 : 栗尾ジョージ URL : 編集
Re: タイトルなし
Kたま♡

わーい♡ありがとうございます~♡♡
褒められたw(´>∀<`)ゝ))エヘヘ
車でお迎えユノヒョンは最強ですよねw
2017-07-07 13:48 : 栗尾ジョージ URL : 編集
Re: タイトルなし
ゆちかたま♡

> アジサイと言えば、この前鎌倉の長谷寺行ったら、平日なのに紫陽花の道が一時間待ちでビックリ~(゜ロ゜)
混みますよねー!!
じょーじも去年行きました!暑い中かなり待ったな~^^;
でも江ノ電と紫陽花は最高~♡
2017-07-07 13:46 : 栗尾ジョージ URL : 編集
Re: なんか・・
なぉたま♡

へぇ~関西のわらび餅ってのびるんだ!(゚ロ゚)
知らなかった!関東のしか食べたことないや!
食べてみたい~!

ちなみに...じょーじの初恋はもっと味もそっけもなかったですよ...笑
2017-07-07 13:43 : 栗尾ジョージ URL : 編集
Re: こんばんは
Keitanたま♡

あはは~
ありがとうございます~
確かに別れちゃったとこを読み返すのは
寂しいですよねぇ…
やっぱりこういうノーテンキなラブラブがいですね!笑
2017-07-07 12:42 : 栗尾ジョージ URL : 編集
Re: 確信犯なユノヒョン(✩´艸`)
ひろりんたま♡

> 悪い大人のユノヒョンは作戦練ってます(ↀДↀ)✧
ですよね~
まったくな~笑
めっちゃソワソワしてそうですよね…笑
2017-07-07 12:37 : 栗尾ジョージ URL : 編集
Re: やだぁ~(///∇///)の連発ー。
まっくたま♡

やだぁ~♡
ありがとうございます~
やだぁ~もぅ~♡へへ(//∇//)
2017-07-07 12:35 : 栗尾ジョージ URL : 編集
Re: タイトルなし
ゆーみんたま♡

> ちょっとドライブなんて、再キッスする気満点だったデショ、ユノヒョンたら♡
ですよね~!!
チャンミンのウブさとともに
際立つユノヒョンのスケベ心...笑
2017-07-07 12:34 : 栗尾ジョージ URL : 編集
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2017-07-06 22:18 : : 編集
はぁぁ♡いいなぁぁぁ夜のマンション前の道にハザード出して停まってる黒い車の運転席に恐ろしくイケメンのユノ様(*´艸`*)‥‥に駆け寄る恐ろしくウブなチャンミン(*´艸`*)いいわぁぁ♡
ホントにね‥ジョージたんの書く文章って 独特なリズムがあって いつも踏みしめながら読み進めてる感じです(๑°ㅁ°๑)‼✧大好き( ˘ ³˘)
2017-07-04 23:05 : K URL : 編集
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2017-07-04 21:17 : : 編集
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2017-07-04 19:47 : : 編集
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2017-07-03 20:40 : : 編集
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2017-07-03 19:45 : : 編集
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2017-07-03 08:59 : : 編集
ああ、確かお付き合いの始まりってこんな感じだった気がする〜なんて、ン十万年前の頃を思い出しながら読ませていただきました。ちょっとドライブなんて、再キッスする気満点だったデショ、ユノヒョンたら♡
チャンミンと同じようにまだドキドキしちゃうなんて、照れ臭いやら恥ずかしいやら。もう少し、ときめかせて下さいね、じょーじさん♡
2017-07-03 00:58 : ゆーみん URL : 編集
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プロフィール

栗尾ジョージ

Author:栗尾ジョージ
チャンミン御出演!「黄金を抱いて翔べ」
公開翌日の2012/11/4にめでたく開店です!

ファン歴はやっと1年くらいです。

ユノさんに恋していますが
なんだか可愛くて仕方ないのはチャンミン君です(笑)

まったりマイペースですがよろしくお願いします!

◉そこかしこに出てくる写真、
『卓上ラブラブ東方神起シリーズ』は
友人からの頂き物です♪ありがとうございます☆


こちらからどうぞ♪

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